彼岸花とくるみ割り人形、そして「トカゲの女の子」
彼岸花の時期なのでキューポッシュほむらを撮影してきました。
生憎の雨模様でしたが人影はほとんどなく、
かえって撮りやすかったですね。
雨の中ほむらとヒガンバナを撮影。秋のお彼岸の時期しか咲かないので、この時期を逃すと来年まで待つことになります(´・ω・`)#キューポッシュ #madoka_magica pic.twitter.com/tq3XuNkOec
— Tsuyu@紀行ブロガー (@tsuyu1222) 2016年9月24日
開花が終わった後は葉が出て来ますが、冬が終わって春になるとは枯れてしまい、再び秋になるまで何も出てきません。ちなみにほむらと相対する「ワルプルギスの夜」は「春の到来を祝うお祭り」のこと。
彼岸花の特徴の一つに異名が多いというのがあります。
死人花、幽霊花、蓮華花・・と不吉な名前が多く、
「人の嫌う花」とそのまんまズバリ書かれていたそうです。
ヒガンバナの雄しべとめしべを合わせると全部で7本。叛逆の物語の元ネタ「くるみ割り人形」に登場するネズミの王様は7つの頭を持っています(´・ω・`)#キューポッシュ #madoka_magica pic.twitter.com/r6eonwUMz9
— Tsuyu@紀行ブロガー (@tsuyu1222) 2016年9月24日
ヒガンバナは強い毒性を持っているため、「ネズミ除け」として田んぼの畦道に植えられているそうです。
それはほむらの「子供達」もまた同じ。
ネクラ、ウソツキ、マヌケetc…と印象の悪い言葉が付けられており、
まるで「ご主人様」が「嫌われ者」であるかのように見えます。
ヒガンバナの特徴で面白いのは種子が作れないこと。作れても発芽することはまず無いそうです。ほむらの使い魔には「14人の子供達」がいますが、「アイ」だけは作れていません(´・ω・`)#キューポッシュ #madoka_magica pic.twitter.com/gHLenvUv8F
— Tsuyu@紀行ブロガー (@tsuyu1222) 2016年9月24日
14人の子供達はほむらが生み出した「お人形さん」。その役割は「泣き屋」。「ご主人様」の葬儀を「お祭り」の如く盛り上げます。
くるみ割り人形のヒロインは王子様と結ばれる結末を迎えましたが、
「神様」を二つに引き裂いてしまった、
「トカゲの女の子」にはどのような結末がまっているのでしょうか?
やはり「ヒトリ ボッチガ オニアイ」なのでしょうか?
色んな解釈が出来るとは思いますが、
「まだ夜は食べかけ」なのです。
「感動」
— Tsuyu@紀行ブロガー (@tsuyu1222) 2016年9月5日
ヒガンバナの花言葉。
それは「想うは貴女一人」
しかし彼女には「ヒトリボッチガオニアイ」
今年ももうすぐ秋のお彼岸。ヒガンバナの季節がやって来ます。#ワンキュポ #キューポッシュ#madoka_magica pic.twitter.com/Cp6F7HarTb
2枚目には「ヒトリ ボッチガ オニアイ」と書かれています。
最後に「くるみ割り人形」の悲しいエピソードを一つ。
原作の童話ではヒロインに「マリー」という名前が付けられていますが、
これは原作者ホフマンの友人の娘さんがモデル。
童話が出版された時はヒロインと同じ7歳だったそうです。
しかし、幼いころから病弱だった彼女は出版から6年後に他界。
わずか13歳でこの世を去ってしまいました。
ホフマンは友人への手紙でこう綴っていきます。
あの娘にはどこか独特のところがあったような気がします。彼女が真剣な思いにひたっているように見えたときに、彼女の表情(とりわけじっと凝視するような瞳)に、早世の相を垣間見たことがたびたびありました。――貴君も知ってのとおり、あの子が幼いころから病気がちで、とくに生まれて間もない頃は病弱だったことを私は全く知らなかったのですが。――
そして何の因果なのか、
ホフマン自身も半年後に病に倒れてしまいます。
「くるみ割り人形」は「お菓子の国」の王子様・ドロッセルマイヤーが
マリーを迎えに来るという結末ですが、
まるでそれをなぞったかのようにホフマンはマリーの後を追うのです。
マリーと若いドロッセルマイヤーが王国へと旅立っていった後を追うように。
引用元:上記と同じ
ちなみに叛逆の物語にも「ドロッセルマイヤー」が存在しています。
「くるみ割り人形」では王子様の他にも、
語り手・時計修理師・裁判官を兼任していましたが、
「叛逆の物語」では「見世物屋」の主人として登場。
「子供達」に「1人ぼっちの魔法少女の物語」を上映しています。
出番はこれだけなのでよく目を凝らして見てください。
ではまた(´・ω・`)ノシ
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