【まどか☆マギカ】QBの視点で見る魔獣編3巻
前後編と新編・叛逆の物語をつなぐ「魔獣編」
今回の3巻で完結です。
魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編] (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
- 作者: 原案:Magica Quartet,漫画:ハノカゲ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2016/12/12
- メディア: コミック
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叛逆の物語を考えると、
どう展開してもバッドエンドにしかならないと思ってましたが、
それはほぼ予想通りでした。
問題はそこに至るまでの過程。
QBが如何にほむらを捕らえるかが3巻の見所でしたが、
そこは意外な展開が待っていました。
この表紙絵だとほむらの弓の先端がブラックバカラ(黒い薔薇)であるのがよく分かるな。花言葉は「貴方(貴女)はあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛、永遠の愛」#madoka_magica pic.twitter.com/11zhy1jRZr
— Tsuyu@絵描きブロガー (@tsuyu1222) 2016年12月23日
「叛逆の物語」でもほむらの弓の先端には黒いバラが存在します。
ここでQBの視点になって、
もう一度魔獣編が始まる前の情報を整理します。
QBはまどかを知りません。
ほむらは「円環の理」のことを「鹿目まどか」と呼びます。
この時QBにとって「まどか」は「夢物語」の中の一つでしかありませんでした。
確認できない事象は仮説にしか過ぎませんから。
なので「夢物語」である「まどか」を確かめるには「動機」が、
つまりQBが自分の目的(エネルギーの回収)を達成するためには
「夢物語」である「まどか」を「支配する」ことに「気づく」必要があります。
その「気づく」ための「きっかけ」が何なのか?が、
魔獣編を読み解くキーワードなのです。
結果的に「きっかけ」はほむら自身が思いも寄らぬ形で
QBに提供してしまいます。
今まで「夢物語」と捉えていたものを自分の目で確認したことは
「大きな収穫」となり、そして「これ以上とない成果」となりました。
ラストシーンは久しぶりにQBの狡猾さを見せつけられた気がします。
反対にほむらの視点から見ると、
「臭い物に蓋をした」ことが全ての元凶となってしまった感じです。
まぁ、自分の盾の中にまさか「あんなモノ」がいるとはねぇ・・・
さすがに予想できませんでした。
魔獣編3巻カバー裏wwwwww
— Tsuyu@絵描きブロガー (@tsuyu1222) 2016年12月23日
………最初の一コマが全てを物語っているな(´・ω・`) #madoka_magica pic.twitter.com/AlOa4cqIap
カバー裏はいつも本編の雰囲気を吹き飛ばしてしまうような面白いネタばかりなのですが、
今回ばかりは笑うに笑えないものとなりました。
ところで、
3巻には「魔獣に奪われたほむらの魔力の一部」なる存在が出てきますが、
まどかが二つに引き裂かれたように、
「だって、私がいるもの」のシーンにそれを強く印象付けられました。
二人のまどかと二人のほむら。
そう考えると続編の展開はやっぱり「白鳥の湖」?
あの作品、ヒロインと瓜二つの悪魔の娘なんてのが出てきますし。
同じ作者繋がりで続編を作るという可能性も……
……これ以上考えるとキリが無いのでこの辺で終わりにします。
ではまた(´・ω・`)ノシ
魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編] 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
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