旅と散歩の話

雑記系のブログ。旅行と地域ネタを中心に、心理学やサブカルチャーに関する話を書いています。

【マギレコ8章考察(2)】「環いろは」が紡ぐ「死と再生」の物語?

文字にはたくさんの種類があります。
アルファベットの表記で使われる「ローマ字」や、韓国で使われてる「ハングル」、あるいはイスラム圏で使われる「アラビア文字」など実に様々です。

さて、日本語では「ひらがな」「カタカナ」「漢字」が使われているのですが、その中でも「漢字」は面白い特徴を持っています。
それは1つ1つが文字であると同時に、それ自体が意味を持つ単語であること。漢字には「音読み」「訓読み」がありますが、「音読み」は文字通り「音」を表すのに対し、「訓読み」は「意味」を表します。

例えば「偽」という字ならば、
「ギ」という「音」を表すと共に「にせ」「いつわ(る)」という「意味」を持っている訳です。
さらに漢字は「へん」や「つくり」からも意味が取れます。
「偽」であれば「にんべん」を持っていますが、これは人間および人間の行為や動作に関連する字に用いられるものです。

まとめると「偽」という字には下記のような意味になります。
 1.自然でないもの
 2.本物でないものをらしく見せる。似せる。虚構。
 3.人為。人の為。

では同じ要領で「環いろは」に使われている漢字、つまり「環」にはどのような意味があるのか?
今回はそこから考察してみたいと思います。

第8章のタイトルは偽りに彩られ神浜」

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【マギレコ8章考察(1)】21cm線とワルプルギスの夜を繋ぐ「虹」

 

真理のかわりに妄想を教えるのは
いつの世にもある遣方やりかたです。そんな工合に
誰にも邪魔をせられずに饒舌しゃべって教えています。
誰が馬鹿に構うものですか。
大抵人間はただことばばかりを聞せられると、

何かそれに由って考えられるはずだと思うのです。

 

ゲーテファウスト森鷗外訳 青空文庫より引用

前後編合わせて計64話という大ボリュームの第8章をようやくクリアしました。
もちろん気になるシーンが幾つもあるのですが、その中から今回は「21cm線を用いてワルプルギスの夜を呼ぶ」というシーンに焦点を当てて見たいと思います。 

物語の結末は近い?

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【マギレコ7章考察(2)】二つの「楽園」の「前夜祭」

前回に引き続きマギレコ7章「楽園行き覚醒前夜」の考察です。

7章は「マギウスの翼(以下マギウス)」に洗脳されて「ウワサ」となった鶴乃を救出するというストーリー。前回も書いたように、この章では物語のカギを握るであろう新しいキーワードが幾つか出てきます。

今回は「旧約聖書」から「楽園」「イブの孵化」を読み解いてみようと思います。

新たな重要人物も登場。

 

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【マギレコ7章考察(1)】「桜」から読み解く「環いろは」と「うい」

約1カ月にわたって配信されていたメインストーリー第7章。
改めてストーリーを振り返ってみると、クライマックスが近いのか、重要キーワードが大満載でした。
覚え書きも兼ねてブログで考察記事を書こうと思ったのですが、ボリュームが多すぎるので2回に分けて書こうと思います(2回で収まるかな?)
今回のキーワードは「桜」

 

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最西端の鉄道駅と長崎の史跡巡り(3/3)

前回から続く長崎シリーズの話。とりあえず今回で一区切りです。

長崎に来たからには絶対に行きたい所がありました。
それは軍艦島
あれだけの規模の廃墟は滅多に見れないし、
建物の損傷具合を考えれば行けるうちに行きたいところ。
前回のたびら平戸口駅と同じ今回の旅の目的地の一つでもありました。

・・・が、予約していた軍艦島上流ツアーが悪天候により見事に中止。
数日前まで晴天続きだったのになぜ当日になって波風が強くなるのか。
低気圧空気読め。

しかしながら長崎は史跡が多くある街。
空いた時間を使って長崎駅近くの史跡を見てきました。

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長崎駅。この日は晴れと雨が交互にやって来る変な天気なので屋外の散策には不向きでした。

 

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最西端の鉄道駅と長崎の史跡巡り(1/3)

4月4日から3泊5日で長崎まで行ってきました。
今回の目的は最西端の鉄道駅「たびら平戸口駅」へ行くこと。
最北端の稚内駅、最東端の東根室駅、最南端の西大山駅には訪問済みなのですが、最西端のたびら平戸口駅にはまだ行ったことがなかったので、ここを訪れることが今回の主目的です。

併せて軍艦島の観光もしてくる予定だったのですが、悪天候のため予約していたツアーが見事に中止。旅行当日の2~3日前までは10日くらい晴天続きだったのですが……低気圧空気読め
しかしながら、長崎には史跡がたくさんありますからね。予定を変更して長崎の市内観光をして来ました。

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最西端の鉄道駅・たびら平戸口駅

 

行程

夜行バスと新幹線以外は全て18きっぷでの移動。ただし、2日目の伊万里佐世保間は松浦鉄道の路線なので別途乗車券を購入しています。
また、今回の旅行でJR線の乗車率が50%を超えました。

0日目(4月4日)
 東京→広島(夜行バス)
1日目(4月5日)
 広島→鳥栖
2日目(4月6日)
 鳥栖→佐賀→西唐津伊万里たびら平戸口佐世保
3日目(4月7日)
 佐世保→長崎→諫早
4日目(4月8日)
 諫早早岐肥前山口鳥栖→博多
 博多→東京(新幹線)

のりつぶしオンラインに記録している乗車率の地図

 

次回はたびら平戸口駅について書きます。
ではまた(´・ω・`)ノシ