新函館北斗駅の周辺(5)七飯駅+函館本線の「罠」
(今回の工程:2016/4/15 桔梗0755→七飯0802)
桔梗駅からははこだてライナーに乗車。
二つ先の七飯駅で下車しました。
この七飯駅の一つ先にあるのが新函館北斗駅なのですが、
実はちょっとした「罠」があったりします。
駅の特徴は下記の通り。
====
ギャラリー
05_nanae_01 posted by (C)Tsuyu
駅舎。
05_nanae_02 posted by (C)Tsuyu
駅前にある案内図。
05_nanae_04 posted by (C)Tsuyu
駅周辺。駅前の通りを少し歩いてから、
駅方面を撮ったものです。
05_nanae_07 posted by (C)Tsuyu
駅名標。隣の駅が二つあることに注目。
05_nanae_09 posted by (C)Tsuyu
駅ホームより函館方面
駅前通りを真っ直ぐ行ってみると・・・
山と山の間の平地にある駅。
駅前通りを真っ直ぐ歩いていくと国道5号まで行けるのですが、
その間は坂道となっています。
ある程度上った所で振り返ると
駅方面を俯瞰できるような眺めが見えます。
ちなみに標高に関しては国土地理院の地図を見ると分かりやすいと思います。
画面左下に「標高」の文字が出ますので、
注目しながらカーソルを動かしてみて下さい。
周辺地域の標高が表示されるので凄く便利です。
函館本線の「罠」
さて、地図には鉄道の路線も表示されているのですが、
七飯駅のちょっと北の方をよく見てください。
b160428_01 posted by (C)Tsuyu
なんと線路が二つに分岐しています。
そして左側に分岐した線路の先に新函館北斗駅があるのです。
「新幹線の駅があるんだから全部の列車がそっちに行くだろ」
「右側の路線は貨物専用なんだろ」
って思う方もいるかもしれません。
私もそう思ってました。行くまでは。
ところが驚くことに、
新函館北斗方面へ行かない列車がある
のです。
新幹線の駅なのにワンマン鈍行ディーゼルカーに無視されるのです。
なんだそれ(´・ω・`)
例えば函館駅を17時00分に出る列車を見てみましょう。
経由する駅は七飯→新函館北斗→仁山→大沼となっています。
これに対し、函館駅を12時34分に出る列車。
経由する駅は七飯→大沼となっています。
つまり、右側の路線(藤城支線)を通っているため、
新函館北斗方面へは行かないんですね。
新幹線に乗りたいのに
間違えてこんな列車に乗ってしまったらどう思うでしょうか?
知らねえよそんなの(#゚Д゚)
と思われるのが関の山だと思います。
ちなみに「はこだてライナー」であれば、確実に新函館北斗駅まで行けます。
ただし、「快速」と「普通列車」の2種類があります。
所要時間の違いは10分ほどですが、
はこだてライナーに「快速」と「普通列車」があるなんて、
函館へ行った時に初めて知りました。
地元の人は当たり前でも知らない人は知らない
もっと細かい情報提供をした方が良いのではないでしょうか。
新函館北斗駅はこれまでに数多くメディアに取り上げられてますが、
一つ前の駅で線路が分岐している、なんて話は今まで出てきたでしょうか?
私が知ってる限りでは一度も見たことがありません。
今回函館に行ったときに初めて知りました。
一応乗車中に「新函館北斗駅は通りません」という案内の放送はありますが、
そんなのは乗る前に知っておきたい情報です。
(事実、放送を聞いて慌てて七飯駅で下車した乗客を見ています)
今後のダイヤ改正でこういった列車はなくなるだろうとは思いますが、
初めて函館を訪れる方には非常に不親切であると思います。
地元の人、あるいは鉄道に詳しい人ならこんなのは当たり前の情報なのかもしれません。
しかし、今回新幹線の開業に伴い初めて函館を訪れる、
という方は決して少なくないと思います。
新幹線を利用して初めて函館へ行くという観光客やビジネス客の中に、
こんなマニアックな情報を知っている人(特に外国人)は
果たしてどれだけいるのでしょうか?
知らない人は知らないのです。
初めて訪れる方でも一目で分かる情報提供が必要であると私は思います。
ではまた(´・ω・`)ノシ