旅と散歩の話

雑記系のブログ。旅行と地域ネタを中心に、心理学やサブカルチャーに関する話を書いています。

新函館北斗駅の周辺(16)大中山駅

(今回の工程:2016/4/16 仁山0918→大中山0932)

 

今回は大中山駅

「おおなかやま」と読みます。

2013年に改築された真新しい綺麗な駅です。

 

駅の特徴は下記の通り。

  • 北海道亀田郡七飯町大中山1丁目2番地にある北海道旅客鉄道JR北海道函館本線の駅である。駅番号はH72。電報略号はオウ。
  • 2013年12月12日:新駅舎の供用開始。
  • (駅名の由来)当駅の所在する地名より。地名は、村内を流れる大川から村名に採用された大川村と、1858年(安政5年)当時の箱館奉行所の開拓係・中島辰三郎の名字から採用された中島村の2村が合併の折、村名を大中山村としたことに由来する

 

また、駅の位置関係が一目で分かるように函館~森駅間の路線図を作成しました。

noteで公開しています。

note.mu


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ギャラリー

16_nakayama_01
16_nakayama_01 posted by (C)Tsuyu
駅名標


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16_nakayama_04 posted by (C)Tsuyu
改築されてまだ3年なので中は綺麗です。


16_nakayama_05
16_nakayama_05 posted by (C)Tsuyu
駅前通り。


16_nakayama_07
16_nakayama_07 posted by (C)Tsuyu
相変わらず「nanae」のフォントが気になります。


16_nakayama_09
16_nakayama_09 posted by (C)Tsuyu
線路から駅方面を撮影。


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16_nakayama_11 posted by (C)Tsuyu
線路から先は比較的なだらか。

畑があちこちに見えます。


16_nakayama_13
16_nakayama_13 posted by (C)Tsuyu
うっすらと北海道新幹線の線路が見えます。


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16_nakayama_14 posted by (C)Tsuyu
札幌までは遠い・・・


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16_nakayama_15 posted by (C)Tsuyu
駅に戻って駅舎全景を撮影。


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16_nakayama_19 posted by (C)Tsuyu
森方面から来る列車を待ちます。

 

大中山」の「大」は一体どこから?

今回の旅をまとめていて思うのですが、

北海道には本当に面白い地名が多いですね。

 

この大中山駅もその一つ。

「中山」と付く駅は全国各地にあり、

特に千葉県には思い付く限りでも、

「下総中山」「原木中山」「京成中山」「東中山」

と4つも出てきます。(ついでに全部船橋市です)

 

駅名の重複を避ける時は地域名や会社名(上記の例なら下総や京成)

を付けることが多いのですが、大中山駅の「大」の字は一体どこから来たのやら?

という訳で、七飯町の歴史を調べてみました。

www.town.nanae.hokkaido.jp

 

すると1879年(明治12年)に「大川村」と「中島村」が合併し、

大中山村」が出来たという記録がありました。

さらに辿っていくと、合併元の一つである「中島村」は

1858年に八王子から移住した開拓者(八王子千人同心)の1人から

取られているようです。

 

北海道の地名はアイヌ語や開拓者が由来となっているケースが多いですが、

大中山」の地名も開拓者、それも八王子から来ているとは意外ですね。

もう片方の「大川村」の由来は明記されてなかったので不明でした。

大中山駅Wikipediaでは川の名前(大川)が由来とされていますが、

「大川」という名前自体がアイヌ語から来ているのかもしれませんね。

 

あれ?

そうなると「大中山」の「山」はどこから出てきたんだ??

 

「函館」の「函」の字が「箱」から変わったのは、

「函」の方がカッコいいから、というのを本で読んだことがありますが、

大中山」の「山」の字は一体どこから?

 

まさか周りの空気がそれっぽいから??

 

果たして当時の役人は何を思って「山」を付けたのか。

謎が謎を呼ぶ地名です。


ではまた(´・ω・`)ノシ

 

函館本線駅めぐり(16)大中山駅
函館本線駅めぐり(16)大中山駅 by (C)Tsuyu

 

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