旅と散歩の話

雑記系のブログ。旅行と地域ネタを中心に、心理学やサブカルチャーに関する話を書いています。

ロボットのイメージがひっくり返された話。

放送大学の「日常生活のデジタルメディア」の講義は毎回面白いテーマが

出てくるので45分という時間があっという間に過ぎてしまいます。

今回は今までのロボットのイメージをひっくり返してしまう、

「弱いロボット」が紹介されてました。

弱いロボット (シリーズ ケアをひらく)

弱いロボット (シリーズ ケアをひらく)

 

 

 ロボットと言うと「人間をサポートする」あるいは「人間の代わりに働く」

というイメージがとても強いかと思います。

ところが今回紹介されていた「弱いロボット」は

「人間の代わりに働く」のではなく、

「人間に助けてもらう」ロボットなのです。

 

例えば「ゴミ箱のロボット」を考えると

「人間の代わりにゴミを勝手に拾ってくれる」

というイメージが沸くかと思います。

 

しかし「弱いロボット」の場合だと、

「ゴミを発見して近づく」ことは出来ますが、

「自分で拾う」ことは出来ません。

「近くにいる人に拾ってもらうようにお願いする」のです。

開発した豊橋科学技術大学・岡田教授のインタビュー記事と他のロボットの動画はこちらから。

ついでにBGMが懐かしすぎるwww

 

今まで考えられてたロボット、いわゆる「強いロボット」の役割は

人間を手助けする役割が考えられてました。

重い荷物を持ったりとか、大量のデータを記憶したりとか、

人間が出来ないことを肩代わりするイメージです。

 

これに対し、「弱いロボット」は「人間に助けてもらうこと」、

つまり「人間とコミュニケーションを取ること」が目的なのです。

「癒しを与えること」 と言ってもいいかもしれません。

印刷教材で紹介されていた「パロ」というアザラシのロボット。

癒しの効果があり、認知症の改善に役立っているそうです。

 

ロボットが今後どのように進化していくのかはとても想像できません。

搭載される人工知能もどんどん賢くなっていくので、

様々なロボットが出てくることになるでしょう。

 

そして30年後には人間よりも賢い人工知能が現れるという話もあります。

その頃にはどんな世の中になっているのか?

面白くもあり、怖くもあります。

 

ただ一つ言えるのは、

「ロボットと共生する世界」というのはSFでもおとぎ話でもアニメでもなくて、

「近い将来に実現する話」である。

ということです。

 

ではまた(´・ω・`)ノシ

 

 

弱いロボット (シリーズ ケアをひらく)

弱いロボット (シリーズ ケアをひらく)

 

 

日常生活のデジタルメディア (放送大学教材)

日常生活のデジタルメディア (放送大学教材)

 

 

あずまんが大王 オリジナルサウンドトラック Vol.1

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