旅と散歩の話

雑記系のブログ。旅行と地域ネタを中心に、心理学やサブカルチャーに関する話を書いています。

小ネタまとめ(2・他人を見る目と自分を見る目)

ツイッターで自動投稿している【小ネタ】の要約・まとめ。

今回は「帰属のエラー」と「セルフ・サービング・バイアス」です。

 

 

他人を見る目(帰属のエラー)

他人を見るときに内面ばかりに目が向いてしまうのは何故でしょうか?

手元にある放送大学の教材には下記のように書かれていました。

原因が環境であると推測されると、その行動は本人の意図や性格ではないとされるため、内面の情報を得られなくなる。

つまり、内面を知ることでその人の行動が予測できるという訳ですね。

また、似たような出来事が起きた時に対処しやすいとも考えられ、

それ故にどうしても内面ばかりを見てしまう、ということです。

 

特に分かりやすいのが殺人事件のような凶悪な犯罪が起きたとき。

原因が犯人の内面(性格など)ではなく、外面(家庭環境など)にあると

同様の事件がまた起きるのでは?という不安を抱くことになりますからね。

犯罪の原因を犯人だけに特定し、刑を科すことで、

再発防止になると考えてしまう訳です。

 

自分を見る目(セルフ・サービング・バイアス)

さて、ここまでは見る対象が他人であった時の話ですが、

これが自分自身となるとどうなるのでしょうか?

 

対象が自分となると真逆の傾向、

つまり環境や状況など外部を重視するようになります。

例えばテストの点数が悪かったとしたら、

「想定外の問題が出た」

「出題範囲が広すぎた」

など、原因を外に求める訳です。

 

ところが、良い結果が出ると自分の内面を重視するようになります。

「テスト対策が上手くいった」

「内容が予想通りだった」

など、「頑張った自分」を褒めるのです。

 

まとめ

同じ物事でも見る人によって印象がかなり変わります。

しかし、人間の行動には内面と外面の両方が作用しています。

このことを頭の隅に置いておけば、

また違った見方が出来るのではないでしょうか。

 

ではまた(´・ω・`)ノシ

 

 

■参考書籍

心理学概論 (放送大学教材)

心理学概論 (放送大学教材)

 

 

 

 

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