旅と散歩の話

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「異文化コミュニケーション」は「異国間コミュニケーション」ではない。という話

放送大学「日本語とコミュニケーション」で「異文化コミュニケーション」の話が出てきたので気になったことを書いておく。

「異文化コミュニケーション」と聞くと、どうしても「異国間コミュニケーション」を連想してしまう。実際、講義の内容も「異国間」に重点があるように感じられた。
しかし、日本人同士でも文化が違うことは多いと思う。

例えば「出身地」。
生まれも育ちも都市部という人であれば、自動車は必要とは考えないであろう。自動車を持つことは「趣味」や「娯楽」と考えるかもしれない。
しかし、地方出身者ならどうだろう?
公共交通機関が乏しい地域では自動車は人間の足代わりとして「必需品」となる。18歳になれば免許を取得して当然と考えていても不思議ではない。

「年代」ならどうだろう。
例えば就職や結婚に対する考えは昭和生まれと平成生まれではかなり違うだろう。昭和生まれでもいわゆる「団塊の世代」と「氷河期」では年数に開きがある。戦前生まれの人もまだまだ多い。

この他にも「性別」や「職業」、「障害」の有り無しでもかなり変わるだろう。
考えるとキリがない。

「異文化」というのは「国が違う」という意味ではない。
同じ日本人であっても「異文化」は存在するのである。

ではまた(´・ω・`)ノシ

 

日本語とコミュニケーション (放送大学教材)

日本語とコミュニケーション (放送大学教材)