旅と散歩の話

雑記系のブログ。旅行と地域ネタを中心に、心理学やサブカルチャーに関する話を書いています。

島宇宙と異文化の話

放送大学で今期から「メディア論」の講義を受講している。
と言っても、科目登録はしていない。
時間に余裕があるので興味がある講義をネットで視聴しているだけである。
印刷教材(=教科書)も自費で購入した。

その講義の中で「島宇宙」という言葉が出てきた。SNS上で作られた同じ趣味や嗜好・考えを持つ人同士が集まって出来たグループを指す言葉である。
他の言葉に言い換えれば「異文化」になるだろうか。「日本語とコミュニケーション」の講義で紹介されていた「文化の島」を思い出す。

「文化の島」とは「目に見える所では違って見えても根っこは同じ」という考えのこと。カタカナ語で表せば「ジャンル」や「クラスタ」になるだろうか。
例えば、趣味の話をするなら同じ趣味を持つ人と話すだろう。趣味の違う人に自分の趣味の話をしても、楽しい会話にするのは難しい。同じ趣味の人同士で話し合い、繋がるのが自然である。

しかし、見えない所でも実は共通点があったりする。
利用してる言語やSNSの種類、個々人で見れば年齢や性別などもあるだろう。
「文化の島」で例えるなら、これらは「地盤」や「地殻」となる部分と言える。
島宇宙」なら「ダークマター」が近いだろうか。

要するに、一部の表面的な所(この場合は趣味)しか見てないので、同じ日本人同士であっても「文化や価値観が違う(=異文化)」と感じてしまうのである。
しかし、隔たりがあるように見えても、実は見えない所で繋がっているのである。

ではまた(´・ω・`)ノシ

 

 

メディア論 (放送大学教材)

メディア論 (放送大学教材)

 

 

日本語とコミュニケーション (放送大学教材)

日本語とコミュニケーション (放送大学教材)